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「(統一教会から)法人の名称変更について」(家庭連合HP、28日付)



法人の名称変更について

昨今、一部のメディア報道では、当法人が「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」に名称変更したのは、統一教会のイメージが悪くなっており、そのような世間の批判をかわすために、いわば〝正体隠し〟のような手段として、名称を変えたかのように報じています。


しかしながら、当法人が名称変更したのは、そのような理由からではありません。


2015年8月31日付で「法人の名称変更告知」の公文を出しましたが、「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」への名称変更は、創始者・文鮮明師がかねてから願っていたことです。特に、文鮮明師は1997年4月10日付をもって「世界平和統一家庭連合」の名称を使用するように語っておられます。


文鮮明師は名称変更の意義について、次のように語っておられます。


「統一するためのキリスト教時代は、既に過ぎました。長子権復帰、父母権復帰を完成したので、キリスト教統一だけでなく、世界統一時代へと越えていくのです。それできょうから名称が統一教会の名を替えて、世界平和統一家庭連合を1997 年4 月10 日付で使用しなければなりません」(文鮮明師み言集『成約人への道』光言社、307ページ)


「今、統一教会は40年の峠を越えて『世界平和統一家庭連合』になったのです。これは、完全に復帰された家庭です。復帰された家庭は、個人の心身が統一され、夫婦が統一され、子女が統一された家庭とならなければなりません。このような家庭が暗唱しなければならないものが『家庭盟誓』です」(文鮮明師み言集『真の家庭と家庭盟誓』光言社、11ページ「今は個人ではなく家庭時代」から)


「家庭が定着しなければなりません。今までの宗教は、個人圏を目標としたのであって、家庭圏を目標とした宗教はありませんでした。すべて家庭を捨てて、出家していったのです。今は、時代が違います。いかなる宗教も個人救援を唱えていたのであって、そこには家庭救援や氏族救援、また国家救援という言葉はありませんでした。私たち統一教会は、家庭を中心として国家救援、世界救援を主張しているのです。


家庭が定着し、世界と通じることができる家庭となってこそ、エデンで願われた神様の創造理想の結実が現れるのです。息子、娘を中心として横的に拡大し、それが神様の願われた氏族となり、それがまた自動的に民族に連結しなければなりません。ゆえに、家庭が重要です。すべてのものは、『世界平和統一家庭連合』で終わるのです。さあ、『世界平和統一家庭連合』と、一度言ってみてください。(「世界平和統一家庭連合」)。その中心は何かというと、家庭です」(同、25~26ページ、「『世界平和家庭連合』の創立、世界家庭化時代へ」から)


以上のように、文鮮明師は、〝個人の救援時代〟から〝家庭の救援時代〟ひいては国家、世界救援時代へと移行する時を迎えたため、名称を「世界平和統一家庭連合」にしなければならないと語っておられます。


「世界基督教統一神霊協会」は1954年5月1日、韓国のソウルにおいて創立されました。その時の創立について、文鮮明師は次のように語っておられます。


「1954年に、私は韓国のソウルにおいて正式に統一教会を創設しました。1954年の5月1日に、劉(孝元)協会長を中心として、幾人かの食口が、(ソウルの)北鶴洞の小さな家で看板を掲げて出発したのです。私は教派をつくろうとしませんでした。名前は『世界基督教統一神霊協会(Holy Spirit Association for the Unification of World Christianity)』なのですが、それをつくろうとしたのではありません。教派を超越した超教派的な面において運動をしようとしたのですが、(当時のキリスト教が)受け入れなかったのです。それで仕方なく、統一教会をつくったのです」(『真の御父母様の生涯路程③』光言社、26ページ)


「統一教会も教会ですが、私は教会という言葉が好きではありません。仕方がなく教会という看板を付けたのです。私は統一教会をつくって、『ああ、神様! 統一教会をつくったので、私は誇らしく思います』と、そのようには思いません。統一教会という看板を掲げてはいますが、この看板をいつになったら取り外すことができるか、という考えをもっています。この看板は、国のための看板です。国を取り戻すためには、看板も取り外してしまうというのです。国を生かすためには、看板も取り外してしまうのです」(同、29~30ページ)


文鮮明師は、統一教会の創立当時から「世界基督教統一神霊協会」の名前のままで活動するつもりはありませんでした。時が来たならば、〝家庭救援〟〝氏族救援〟以上を目指す宗教として、かねてより「世界平和統一家庭連合」という名称を使用することを考えておられました。


特に統一教会が創立されて40年が経った1994年に「家庭盟誓」が発表されました。そして、1997年の「世界平和統一家庭連合」に名称を変更するとの文鮮明師のメッセージを受け、世界各国の統一教会は「世界平和統一家庭連合」に名称を変更するようになりました。日本の統一教会においても、文化庁に名称変更の相談を重ね、2015年になって名称変更に係る規則変更の認証申請を行い、2015年8月26日に認証を受け名称を変更するに至りました。なお、文化庁には事前相談の段階で、名称を変更しても一年間は「世界平和統一家庭連合」の名称と共に「旧世界基督教統一神霊協会」と併記し、社会に広く周知する予定であることを示し、実際にこれを実行しています。


したがって、一部のメディアが報じる〝世間の批判をかわすため〟に名称を変えたかのような批判は、事実無根の的外れな憶測、決めつけにすぎません。


以上



「世界平和統一家庭連合」に名称変更のお知らせ




【関連記事】

 8月26日をもって、当法人の名称であった「世界基督教統一神霊協会(統一教会)」が、正式に「世界平和統一家庭連合」に改称されました。


 当法人の所轄庁である文化庁から8月26日、名称変更のための規則変更の認証書が交付され、それに基づき、8月27日をもって当法人は、「世界平和統一家庭連合」に名称変更の登記手続きを行いました。


 なお、今回の名称変更に当たり、当法人としては、今年8月26日から来年同日までの1年間、教会の看板、出版物、公式文書などに新名称と共に旧名称も併記いたします。