peace2のブログ

韓国ニュースを中心に紹介しています。

【社説】日本政治の深い分断--(民主主義の危機)

日本政治の深い分断

[世界の窓]山口次郎| 日本法政大学法学科教授 世界先進民主主義国家はどこでも分断という問題に悩んでいる。 利益追求を目的とするグローバル資本主義が放置され、格差と貧困が大きくなっているのが最も大きな理由だ。


最近世界的なインフレで問題が一層深刻になっている。 富裕層や企業を相手に税金を歩き、弱者に再分配することが政府の役割なのに、そのような政策はなかなか実現されない。 岸田文夫日本首相は昨年就任した後、分配を強調して「新しい資本主義」を掲げたが、この叫びは聞こえなくなった。 最近は国民に株式や投資信託を買うことを訴える「資産所得倍増」というスローガンを主張している。 下川のない庶民たちとは無関係な話だ。


経済的分断だけでなく、考え方が違う人々が割れ、対立と緊張が深まる場合もある。 アメリカがその典型だ。 米国では中絶と同性愛をめぐって意見の違いがある。 ドナルド・トランプ元大統領が保守層の支持を得るためにこれを増幅させながら亀裂が深まった。 トランプ元大統領は、選挙で負けたのは否定があったからという陰謀論を広げ、民主主義の規則を破壊しようとしているという点で罪が重い。 すぐに行われた中間選挙では共和党が優勢だという見通しが出ている。 その結果、米国政治が麻痺状態になる恐れがある。 日本でも安倍晋三元首相の時代に社会分断が増幅された。伝統やナショナリズムが対立点になった。 安倍元首相は戦後に作られた憲法改正をはじめ、伝統回帰を主張した。 外交についてはアジア近隣諸国と対決姿勢を見せた。 人口減少、経済低迷が続く状況で、ナショナリズムや伝統を誇示する政治家に期待を持っている人々も相当数である。 このような人々が現状を維持しようとする保守的な雰囲気を作り出した。 何より政治家が語る伝統が本当に日本から続いてきた文化や生活習慣なのかは明らかではない。例えば、保守的政治家たちは「選択的夫婦別姓制度」(夫婦が他の姓を使用できるように選択可能な制度)に対して日本の伝統的家族制度を崩すと反対する。 日本で一般庶民が姓を持つようになったのは近代に入ってからだ。 保守政治家とこれを支持する人々は自分たちと合わない理念・価値観・男女平等・個人主義などを置いて伝統に違反するか、時々共産主義的と言って非難してきた。 現在、日本で議論となっている統一教会は、このような硬直な考えを教育と家族制度に適用する政治運動をしてきて、自民党との関係を大きくしてきた。安倍元首相の権力私有化疑惑と国会での虚偽の回答には目を閉じながら「安倍政治」を賛美する人々は米国のトランプ元大統領支持者たちと重なる。 ただし、熱狂的な安倍元首相の支持者だけを偏狭と批判することはできない。 安倍元首相の悲劇的死について政治的立場を越えてその死を哀悼するのは人間として当然だと思う。 先月25日、衆議院本会議で野田義彦元首相が安倍元首相に対して追悼演説をした。 最長期政権を持続した指導力を評価すると同時に「歴史の法廷に永遠に立たなければならない」と話した。安倍元首相の間違いについても尋ね続けるという意味を明確にしたことでバランスのとれた演説だった。 しかし、オンラインでは安倍政治に反対してきた知識人と市民が野田前首相の演説について強く批判した。 私はこの反応を見て説明するのが難しい暗い深淵に陥った。 私も安倍元首相が民主主義と議会政治の基本規則を破壊したと継続して批判をしてきた。 しかし、悲劇的な死を迎えた政治家を追悼するには、対応する礼節がある。 社会の分断が広がり、異なる考えを持った人々の間で対話が通じなくなれば、民主主義の土台が崩れる。 安倍元首相の衝撃的死をきっかけに「安倍政治」を支持した人も、批判した人も議論方式を振り返る必要がある。


----------          ----------          ----------          ----------

異なる考えを持った人々の間で対話が通じなくなれば、民主主義の土台が崩れる。 」、これは「家庭連合(旧統一教会)潰し」を狙ったマスメディアや岸田総理を中心とした今国会にも言えることではないでしょうか? 偏向したマスメディアの情報を鵜吞みにし、家庭連合サイドから発信された情報まで打ち消していました。

民主主義はいずこにです。