日・安倍銃撃2年 事件長期化…犯人「検査と弁護人の議論興味深い」
日・安倍銃撃2年 事件長期化…犯人「検査と弁護人の議論興味深い」
日メディア「初公判は来年明け以降になりそう」
日本で最も長く首相を務めた安倍晋三元首相(事件当時67歳)が8日に元海上自衛隊員に暗殺されてから2周年を迎えるなど、裁判が長引いていることが指摘されています。
朝日新聞は、殺人、建物損壊、製造法違反の罪で起訴されている山上哲也容疑者(43)が来年初めに初公判を開くと報じた。
裁判が遅れたのは、山上容疑者の犯行動機や、凶器として使われた手製の銃など、山上容疑者の殺害能力の検証に追及されたためである。日本経済新聞は「山上被告の弁護士は犯行の経緯を踏まえて減刑を訴えるとみられる」とし、「一方、検察側は手製銃の計画性や至近距離で発砲したことなどから、犯行の悪質性を強調するとみられる」としている。
刑事訴訟法を専門とする同大学の辻本典夫教授は本紙の取材に対し、「この事件は前代未聞の事件で社会的に大きな反響を呼ぶため、先入観をどこまで払拭し、公正な裁判ができるかが課題だ」と説明した。
公判前審理はこれまでに4回行われており、被告の出廷は任意であるのに対し、山上被告は3回出廷したとされる。朝日新聞によると、山上被告は先日、第4回公判前審理に出廷し、「検察側と弁護側が話し合っているのが面白かった」と証言した。山上さんは母親の取材要請に応じず、両親の宗教の被害者である宗教2世から支援の手紙や本を受け取ったと報じられている。
山上容疑者は2022年7月8日午前11時30分ごろ、奈良市の近鉄大和祭台駅前の路上で、参議院選挙に出馬していた安倍元首相に手製銃2発を発砲し、死亡させた。山上容疑者は、母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に執着し、家庭をないがしろにしたと旧統一教会とのつながりを示していた安倍元首相への恨みから犯行に及んだとされる。
安倍元首相の死去した場所には、7日から花輪が設置され、追悼参拝客が続いている。岸田文雄首相は7日、都内で開かれた安倍元総理の追悼集会に出席し、「安倍元総理が強く訴えた課題について、成果を出すよう努力しなければならない」と述べた。
▲世界日報 7月8日 第11面
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